図工展 「ステンドグラスができるまで」 バラとユリ | 児童の作品展 | 2014-03-04 |
3月6日(木)からの図工展では、6年生の卒業制作ステンドグラス「バラとユリ」が展示されます。
その制作過程をご説明します。
7月に1人2から4個の図案を出し合い、全体の中から人気に高いものを中心に、デザインを決定します。
完成予想図から型紙を作り、型に合わせてガラスカッターでガラスをカットします。
(ドリームハウスの屋根でガラスカットの練習をしていますが、さらにていねいにカットします。)
型紙から1ミリでもずれると最後にガラスが入らなくなるので、油性ペンでしるしを書きながら、型紙にぴったり合うまで、時間をかけ何度も何度も根気よく、グラインダーでガラスを削り続けます。
削り終わったガラスを水洗いし、銅テープを巻きます。表と裏を1ミリくらいの余分を残しながら、しっかり密着させます。銅テープがはがれると、全部が崩れてしまうことがあるので、空気やしわがないように巻き、出来上がったら何人かの人にチェックしてもらいます。その数、約300枚!
テープが巻き終わったらガラスを並べ、「フラックス」という液体を銅テープに塗ります。
次に「はんだ」という金属を「はんだごて(450度の熱)」で溶かして銅テープに落とし、
それを溶かしながらテープ全体に伸ばします。裏表が仕上がったら、ガラスとはんだをよく磨き
「ブラックパテーナ」という液体で、はんだを黒く変色させます。最後に磨きをかけて完成です。
やけどやけがもなく、見事にやり遂げました。