6年生 修学旅行 | 学年だより | 2019-02-19 |
2月5日(火)から8日(金)まで、6年生は沖縄修学旅行にいきました。那覇空港から30分ほどバスにゆられた後、昼食をいただき、その後さらに北へ向かいます。本部港から30分ほどフェリーに揺られようやく伊江島に到着です。到着後、すぐに入村式が行われ、民家さんと初対面します。5人ずつで、10班のグループを組み、民泊体験を行います。この日を心待ちにしていた子ども達ですが、未知の土地での新しい出会いに、緊張の面持ちです。入村式を終えると、民家さんのお家へ伺うまえに、「ヌチドゥタカラの家」で、伊江島における沖縄戦についてお話を聞きました。
2日目は、丸一日、民家さんのお宅で民泊体験を行います。各家庭のお手伝いを行い、沖縄料理や、貝細工を作ったりします。また、琉球の民族衣装を着せてもらったり、三線の練習を行う班もありました。とても暖かい一日で、汗ばむほどの気候のもと、子ども達は、目いっぱいさまざまな体験をしたようです。離村式では、お世話になった民泊先の方々との別れを惜しみ、涙をこぼす児童も少なくはありませんでした。伊江島での経験は、2日間と短い時間だったかもしれませんが、たくさんの感動と人の温かさに触れ、子ども達の心に一生残り続ける思い出になったことと思います。
修学旅行3日目、伊江島を出た後は、沖縄本島へ戻り、「平和祈念資料館」へ向かいました。「平和の礎」を前に、亡くなった方々へ思いを寄せ「平和を願う祈り」を捧げました。4日目は、「首里城」「聖クララ修道院」を訪れた後、「ひめゆりの塔、資料館」へ」向いました。自分達と同じくらいの年齢の女子学徒達の証言や遺影を前に、子ども達は、亡くなった方々の生きた証と命の大切さをかみしめているようでした。
この修学旅行は、沖縄の自然の美しさ、それと相反する戦争の傷跡、また、民家さんとの温かな交流を通して、子ども達が大きく成長する機会となったと思います。今回の修学旅行での一つひとつの経験が、彼女達の心の糧となることを祈っています。