星の子を目指す
「星の子を目指す」とは、キリスト教精神に基づいてマリア様の生き方に学び、自らの個性・能力を生かして社会の中で光輝く女子の育成を目指すことです。
星の子の5つの輝き
奉仕・思いやりの心
日々のお祈りを大切にし、週に1度の宗教の時間や宗教行事を通して、キリストの愛の精神を学びます。
豊かな人間関係
1クラス25名までの少人数学級で、教師を含めた豊かな人間関係を育みます。学級の中での関わりや学習はもちろん、合宿や学芸会などの行事を通じて学年として互いによい刺激を受け、豊かな感性が育ちます。
正しい生活習慣
日常生活、授業の中で、基本的な生活習慣、しつけの徹底を目指します。学校生活は、集団の中での振る舞い方や女性としてのマナーを学ぶ大切な場です。規律正しい集団生活の中で、よい生活習慣を身に付けます。
確かな知識
授業の中では、実生活において生きて働く確かな知識を身に付けさせることに力を入れます。しっかりと話を聞くことを重視し、また自主的に学習する習慣を身に付け、学力の定着を図っています。
深い思考力
授業、学校での活動全体を通して、自ら考える力を育てます。すべての教科学習において、じっくり考える力を養うことによって、場に応じた判断力を育成し、身に付けた知識の活用を目指します。
主体的・協働的な学び
神戸海星女子学院小学校は、カトリック精神をもとにした全人教育を目指すとともに、より子どもたち一人一人の未来のため、様々な知識の習得はもちろん、身に付けた知識を活かし社会や世界で羽ばたき活躍できることを視野に入れ、海星独自の教育に取り組んでいます。
グローバル教育
- ■英語教育
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日本人専科教員による音声学を主軸とした英語教育に加え、ネイティブの教員によるコミュニケーションの授業を週に3時間行っています。正しい発音を身に付けると共に、英語を聞き、話すことができるよう1年生から取り組んでいます。
- ■異文化理解教育
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5年生、6年生の希望者を対象に、ニュージーランド、カナダの学校との交流プログラムを行っています。オーストラリア交換留学生との交流もあります。
主体的・対話的に学びに向かう力
- ■アクティブラーニング
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主体的で深い学びを目指して、自ら考え、協働して学びを深めていけるような授業を目指しています。各教室への電子黒板機能付きプロジェクターや1人1台タブレット端末の導入など、ICT機器を使った学習を行えるよう環境整備を進めています。
- ■仲良しクラブ
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年間8回1年生から6年生まで縦割りで班を作り、お互いに協力し活動しています。異学年集団でのボランティア活動や自然体験、運動、制作活動等を通し、情操豊かな子どもたちの育成を目指しています。この活動を通して、学年や年齢を超えて友達の輪が広がり、人間関係のあり方を体験的に学びます。また、高学年はリーダーシップを身につけ、行動できるように育てていきます。
学年ごとの学び
低学年の学び
思考力を育てる
- ★学習目標
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基礎、基本の徹底。
課題に丁寧に取り組みやり遂げる姿勢を育てる。 - ★生活目標
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気持ちの良いあいさつ。ルールを守る。
仲間作り。神様を知る。
学びの探究
より深く、よりのびやかな学びのために海星ならではの学びの機会を設けています。
- ■水泳教室(1年生)
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夏休みを使い、3グループに分かれて、水遊びからバタ足の練習、面かぶりクロールまでを練習します。
3日間集中して練習に取り組むので、水慣れが進み泳ぐ力や技術が向上します。 - ■お作法教室(1年生・2年生)
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日本舞踊の先生方によるお作法教室が行われています。
正しい姿勢と美しいお辞儀の仕方を中心に教えていただきます。 - ■交通安全教室(1年生・2年生)
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警察の方のお話を聞き、映像を見て、道路の歩き方を中心に学びます。
その後、学んだことが毎日の登下校で生かされるよう、一人ひとりが運動場で歩行訓練を行います。
中学年の学び
思考力を高める
- ★学習目標
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基礎の定着を図る。
自らの課題を見つけ体験から学ぶ。 - ★生活目標
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良い生活習慣の完成。
時間を守る。
約束を守る。
良いこと悪いことの判断ができる。
学びの探究
より深く、よりのびやかな学びのために海星ならではの学びの機会を設けています。
- ■環境学習(3年生)
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学校近くの青谷川上流に生息する生き物を調べて、河川の水質を調査します。
環境について考えるきっかけとなっています。 - ■誕生学(4年生)
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自分がどのようにしてこの世に生まれてきたかを知り命の尊さについて学びます。神様からいただいた命をどのように生かしていくことが大切なのかを考えます。
- ■社会見学(3年生・4年生)
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神戸の港めぐり、奥平野浄水場、県庁・県警などの社会見学や、身近な仕事を学ぶための食品工場見学といった体験的な学習を通し、自分の目で確かめながら「社会」を正しく観察する目を養います。
高学年の学び
思考力を深める
- ★学習目標
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基礎をさらに固め、応用力を養う。
課題を追求し、みずからの学習習慣を完成させる。 - ★生活目標
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高学年としての自覚を持つ。
責任のある行動をとる。
他者のために働く姿勢を伸ばす。
自分の意見を持ち、正しいと思う事を主張し、実行する。
学びの探究
より深く、よりのびやかな学びのために海星ならではの学びの機会を設けています。
- ■施設訪問(5年生)
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毎年、5年生は特別養護老人施設「大池サンホーム」を訪問し、お年寄りとのふれあいを体験します。訪問までに車椅子体験をしたりお年寄りに喜んでもらえるようなプログラムを計画します。ふれあい体験を通してお年寄りと共に生きる大切さを考えます。
- ■オーストラリア留学生との交流(6年生)
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オーストラリア留学生との交流会を行っています。6年生全員が参加し、名刺交換をしたりゲームをしたりして異文化理解に役立てます。
- ■カナダ交流プログラム(5年生・6年生)
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カナダの小学校との交流プログラムを実施しています。5年生の希望者は春休みにホームステイを行い、異文化理解や英語教育実践の場として生かしていきます。
- ■ニュージーランド研修プログラム(6年生)
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夏休みを利用して、6年生の希望者は、ニュージーランドでホームステイをしながら学校体験をするプログラムに参加します。
高学年としての自覚を育てる取り組み
- ■委員会活動(5・6年生)
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5・6年生全員が委員会に所属し、学校生活をよりよく充実させるための活動をしています。
生活、宗教、放送、保健体育、美化、図書、ベルマーク、仲良しクラブの各委員として様々な啓蒙活動や行事に関わり、学校生活をリードしていきます。 - ■掃除リーダー(5・6年生)
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全ての掃除区域に一人のリーダーがつき、用具の使い方や掃除の仕方を下級生に丁寧に教えます。下級生はリーダーのアドバイスでお掃除が上手にできるようになります。