フランス研修旅行 2009
8月17日(月) – 8月24日(月)
<1日目> 関空 — フランクフルト — パリ
出発式を終え、たくさんの保護者の方々に見送られながら、いよいよ出発!
ドイツのフランクフルトで入国審査を受け、飛行機を乗り換えて1時間ほどでパリに到着。
この日はパリに到着したのが夜の10時ごろとなったために、予定していたリジューまでは行かず、
パリ市内で一泊することになりました。
<2日目> パリ — モンサンミッシェル — リジュー
お昼過ぎにモンサンミッシェルに到着。バカンスの時期と重なり道はかなり混んでいました。
昼食には島内のレストランで名物のオムレツとサーモンをいただきました。
昼食後に修道院や教会を見学しました。歴史ある世界遺産に圧倒されるばかりでした。
「私が今回印象に残ったのは、ずっと楽しみにしていたモンサンミッシェルでした。
写真ではよく見ていたけれど、実物は想像よりはるかに大きく、美しかったです。
天気もよく、そのおかげでより一層お城のような修道院が際立って綺麗に見えました。」(高2生徒)
「日本とは違って建築物のほとんどが石造りで、木造の物が高級だというのに不思議な感じがしました。建築物にとても緻密な彫刻が施されていて、特にモンサン・ミシェルの回廊の彫刻に埋もれた悪魔など創作者の意思を感じて面白いなと思いました。」
(高2生徒)
<3日目> リジュー — ベック — リジュー
リジューから30分ほど離れたところにあるベックの男子修道院を見学。
徒歩で40分ほど離れた女子修道院へ。
「私たちはベック修道院で本格的なミサに参加しました。何をしていいかわからず、緊張しましたが、教会の窓から日の光が差し込み、司祭の落ち着いて聖書を朗読する声に心は溶けていくようで、あの場でしか味わえない気分でした。
また、交わりの儀での「平和のあいさつ」の際に周りの人と握手するのですが、参加していた信者の皆さんが笑顔で握手を求めてくれたことに感動しました。大げさかもしれませんが、改めて宗教の奥深さというものを知った気がしました。」 (高2生徒)
テレーズのバジリカ。今回の研修で、様々な教会や聖堂を見て回りましたが、
この記念聖堂が一番印象に残っているという生徒が多くいました。
リジューにある巡礼者のための宿泊施設に泊まりました。
<4日目> リジュー — パリ — ブロワ
エッフェル塔前にて記念撮影。
パリミッション会を訪問し、ここから私達の研修旅行に合流してくださったティジュー神父様
と共に「祈りの集い」に与りました。
<5日目> ブロワ
ブロワ市内にあるカトリック学校、ラ・プロビダンス校を訪問。
夏休み中にもかかわらず、4人の生徒と先生方が私達を出迎えてくださいました。
和やかにお茶をいただきました。 準備してきたスライドで海星と神戸の街を紹介。
「フランスの学校にもお邪魔しました。向こうの生徒とできるだけ英語でコミュニケ?ションをとりながら楽しく過ごせたことは、今まであまり外国人と交流したことがなかったので、私にとっていい体験でした。生徒もジョークを言ったりして楽しませてくれました。
日本とは教育の考え方が違うことを体感するのも、自分の将来について考える、いいきっかけになるかもしれません。」(高2生徒)
午後にはブロワの街を散策し、ブロワ城を訪れました。
ブロワ市役所を表敬訪問。
ア・カペラでアベ・マリアを熱唱しました。
「私はブロワの町を散策したのがすごく楽しく印象に残っています。日本とは違い,高いビルも無く、建物は石造りでとてもかわいい建物ばかりでした♪」(高2生徒)
<6日目> ブロア — モントリシャー — シャンボール — ブロア
モントリシャーの街並み 買い物を楽しむ生徒達。もちろんフランス語です!
昼食は宿舎で作ってもらったランチパックを持ってシェール河畔でピクニックをしました。
シャンボール城をバックに記念撮影。とても暑かったです。
旅の感想
(研修後の生徒レポートより)
「移動が多く大変でしたが、とても充実した旅行だったと思います。
皆でお皿洗いをしたり、町での自由行動、スーパーマーケットでの買い物など日本で同じ事をするのとはまた一味違うことを体験しました。
私にとっては、とても実りの多い旅行となりました。」 (高2生徒)
「フランスは予想していたよりも色々な事がありました。そして予想よりもはるかに楽しかったです。
外国人と簡単な英語で話したりできたし、景色はきれいで市内観光もおもしろくて星もきれいです。
勿論、不便な事もありました。シャワーが水しか出なかったり、硬水やタイ米(?)が口に合わなかったり。色々あったけど良い経験になって楽しかったです!まるで夢の様でした!!」(高1生徒)
「私は今回が初めての海外旅行で、その記念すべき第一回が憧れの地・フランスでした。
フランスといえば、立派な宮殿に優雅な生活、華やかなドレスに身をまとった貴族達…
そんなイメージが私の好奇心を更に引き立たせ、そしてその期待は実際に現地へ行っても裏切ることはありませんでした。
また同時にそのような華やかな暮らしの裏には、人々の苦しい生活や戦い、多くの苦難と努力が存在したことも知りました。
産業化・国際化などが盛んな現代、フランスの景観はどこを見渡しても昔の面影を抱いたまま今日まで存在しています。
それは、ただ時の流れにまかせるのではなく、人々のフランスの歴史をいつまでも残したいという強い思いがあったからだと思います。
しかし一方、現代の日本は日々変化し、急激な速度で世界の先端を目指すと同時に、昔の面影を取り除こうとしているように思います。
この旅行から私は、日本独自の歴史・文化は日々消えていくように尚更感じました。
違いがあるから面白い、違いがあるから素敵。
今回の旅行を通じてもう一度自分の土地を振り返り、誇れるものとは何なのか考えてみようと思います。」
(高2生徒)