2011クリスマス会
#中高共通 行事
期末テストも終わった12月16日、一足早いクリスマスを中高それぞれに祝いました。
本校でのクリスマス会は、学年の合唱を中心に、聖書朗読と生徒たちの祈りでキリストの生誕とその意味をつづっていきます。
暗闇の中に聖家族の像が浮かび、弦楽演奏またはグレゴリオ聖歌で静かにクリスマス会がはじまります。
高校生はヘンデルのメサイアを力強い歌声で、中学生は各国のキャロルを澄んだ声で聴かせてくれました。この日のために、各学年とも2学期を使って練習を重ねてきました。音を取ることから始めて、3部合唱として揃うまでの、その練習にクリスマスを準備することが重なります。
校長先生のクリスマス・メッセージは「想像力を鍛えることについて」ででした。
「 東北の被災地で心療内科を担当する医師の話です。幸いにも残った診療所で、震災の翌日から診療を始められた医師のところに、最愛の家族を失った方が次々に訪れます。その医師は一人一人の話に耳を傾け、家族が亡くなった場所に立ち、その被災者の心に寄り添おうとします。
想像力とは他者の現実を受け止める力で、そして想像力はそのように鍛えることができるのだと医師は言います。
確かに私たちは他者との距離をゼロにすることはできません.
しかし想像力をもつことで他者との距離を縮め、そこから愛やいつくしむ心が生まれてくるのです。
無力で小さな赤子としてこの世にお生まれになったキリストの生き方もまた、私たちにそのことを告げています。キリスト誕生は、神様が一人子を私たちに与えてくださるほど、私たちを愛してくださっていることなのです。」
クリスマス会の締めくくりは、中高ともにハレルヤコーラスです。
この歌に初めて挑戦する中1から、6年間歌い続けてきた高3まで、それぞれの思いのこもる歓喜の歌となりました。歌声をお届けできないのが残念です。
ハレルヤ!
この世の国は、私たちの主と、そのメシアのものとなりました。
主は世々限りなく統治されます ハレルヤ!