冬の行事紹介:静修
#中高共通 行事
☆冬の行事紹介・・・静修
静修は、神父様の指導の下に一日をすごす、本校の伝統的な行事です。その日は、各学年にふさわしいテーマでお話を聞いたり、グループで課題を解いたり、話し合ったりして、日常の学校生活とは違う時間を過ごします。
今年は、次の神父様に指導していただきました。
中1 松浦信行師(八尾教会)
中2 グイノ ジェラール師(武庫之荘教会)
中3 田端孝之師(コンベンツァル・フランシスコ会)
高1 西 経一師(神言会)
高2 ハビエル ガラルダ師(イエズス会)
お忙しい中、ご指導いただきありがとうございました。
ここでは、高1と中1を紹介します。
高1のテーマは、「思いやりのある人間になるために」。西 経一神父様のお話は、楽しく、巧みで、生徒たちは気が付かないうち聞き入っていました。
高校生になり、勉強する意味ってなんだろうと悩みもする時期ですが、神父様は、コンテキスト(背景、文脈)を読み取る力をつけるために勉強が必要なこと、その読解力とは、想像力、思いやる力と、源を同じにするものだと話されます。そして「何かをしたら何かを与えられる」という交換をもとに成り立つ社会の中にあって、「I love you because you are you.」という、愛する力を人間は持っているのだと、いろいろな角度から伝えてくださいました。
午後は、聖堂でミサにあずかり、その後、各自振り返りをして考えを深めました。
中1は、2月17日(金)。「静修って何をするんだろう?」「面倒だなぁ」とか「静かに話を聞くのかなぁ」と初めての静修についていろいろ思っていたようですが、お話あり、ゲームあり、歌ありの1日でした。
今回のテーマは、「見てごらん、私たちの中の絆」。神父様は最初に、次の5つの絆について話をしてくださいました。? 命の中に広がる絆・・・母と娘の絆 ? 出会いの中にある絆・・・人間は人間と出会って人間になる。? 共にいる中で広がる絆・・・気が合わないと思っている人間とも一緒にたたずんでいるだけで、知らないうちに深い所でつながる。? 人の弱さの中で出会う絆・・・自分が弱いとき、自分の弱さを見せるとき、人は協力する ? 同じ夢を見ることでつながる絆・・・お互い向き合うと違いばかりが見えるが、共通の目標を持つと同じものが見える。
そしてお話を深めるために、「協力ゲーム」「ゲーム宇宙人ステラマリスさん」を行いました。二つのゲームは、厳しいルールのもと、グループで協力し合って正解を導くものでしたが、その過程で生じる様々な体験・・・ルールを守れない、できないのであきらめてしまう、いらいらする・・・・にも意味がありました。単にゲームをルールに従って完成させるということだけでなく、その過程で、友達のいろいろな面を発見し、自分と違うものを持っている人に興味を持ち、絆を深めていくという深い意味のあるゲームでした。
最後に、神父様が聖書と詩を朗読してくださり、祝福を頂いて終わりました。