高校卒業式
#高等学校 行事
2月16日本校講堂にて、高等学校卒業証書授与式が行われました。
卒業生135名が、6年間のそれぞれの思い出と希望を胸に巣立っていきました。
☆校長先生の式辞から
「・・・競争と自己責任が主流であって、他者との絆を築いていくことが難しい社会の中で、この二つの壁を乗り越えることができるのは、自立した個人が「いたたまれない気持ち」を他者に持つことができ、損得を無視して行動を起こすかどうかにかかっているでしょう。
今世界は大きく変動して、その流れがどこに向かっているのかを指し示す人は一人もいないでしょう。
この動きの変数の一つは確かに、私たちの「レスポンスする能力」と創造主への「信頼」であると思います。
この2つの力は、間違いなくこの世界を人々にとってより住みやすい世界へと導いてくれると確信しています。次の世界を生きるのは皆さんです。
どうかこの二つの力を発揮して、どんなときも自由にのびのびと、そして力強く生きていってください。
海星は皆さんの旅立ちの原点であり、母なる母校です。これからの人生の「喜びのとき」「悲しみのとき」さまざまのときにどうか帰ってきてください。ここには皆さんのよき理解者と学び舎があります。
ではそれぞれのご健闘をお祈りしています。」
☆卒業生の言葉から
私たちは阪神大震災の年に生まれました。そして高2のとき、再び日本を大きな地震がおそいました。募金という形で関わりましたが、私たちにはまだまだ一人で大きな事を成し遂げる力はありません。
日本全体がひとつにならなければならない今、今後の復興をになうのは、若い私たちです。
海星で学んだ、自分の意見をしっかり持ちながら周りの人と協力して目標に向かって行く行動力を生かしていきます。
135名、それぞれ進む道は違いますが、本校で共有した6年間の風が、私たちが前へ進む背中を押してくれると信じています。
卒業生全員の記念写真が終わると、春の光と春の雪・・・。卒業生を祝福しているかのようでした。