茶道教室
2021
01.13
#学校の様子
海星の教育の柱のひとつである「異文化理解」のためには、自国の文化を理解することが大切であるという観点から、卒業生の岡田宗淑先生による茶道教室が、7月から月1回、2回のペースで始まり、これまでに全8回のうち6回を終えました。
最初、木曜日1クラス定員12名で開催予定でしたが、予想をはるかに超える107名もの参加申込者があったため、定員を増やし、金曜日クラスも開催し、現在、木曜日クラス20名、金曜日クラス9名が受講しています。
茶道教室では、茶道で一番初めに習う「盆略点前」というお点前を1年で身につけることを通して日本古来の伝統が息づく美しい立ち居振る舞いを学ぶだけでなく、禅語、季節の花やお道具、繊細な和菓子、おもてなしに欠かせない四季の自然と共にある豊かな日本文化などに触れ、相客を思い、心静かにお茶を点てる時間を持つことで感性を養うことができます。
毎回、教室の正面に掛け軸、茶花が飾られます。掛け軸にしたためられた禅語の解説、季節の和菓子にまつわるお話などのあと、お手前の稽古をします。最初はぎこちなかったお手前も回を重ねるにつれて、上手になってきました。美しい季節の和菓子とともに自分でたてた一服のお茶を頂き、あっという間に1時間が終わってしまいます。終わった後、掛け軸や茶花について先生にお話を聞いたりする生徒もいます。
茶道教室も3学期の2回を残すだけとなりました。3学期は「盆略手前」の完成です。より美しいお点前を目指すだけでなく、相客を思い、心静かにお茶を点てる時間を過ごしてほしいと思います。