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スクールライフ School Life

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海星はこんな学校です〜教務部長より〜

2025 01.08

 みなさん、こんにちは。今回の『スクールライフ』では、「教務部」が登場します。


 「教務部」の仕事は、各教科が作成した授業計画を各学年のカリキュラムにまとめ、生徒の時間割を作成することです。また、授業が計画的に進むための環境を整えるお手伝いもしています。さらに、生徒指導要録などの公的な書類の作成にも関わっています。

 『スクールライフ』は、中学校の受験を検討されている小学生や保護者の方々が多く読まれているかと思いますので、今回はまず本校のカリキュラムや雰囲気について少しお話しします。少し難しい部分もあるかもしれませんので、小学生の皆さんは保護者の方と一緒に読んでいただければと思います。

 本校は、6年制の学校で、高校入試がありません。そのため、中学3年生から高校の内容を学び始める、柔軟なカリキュラムを組んでいます。中学では、英語、国語、数学の授業時間を多めに設定し、基本的な学習習慣と内容の定着を目指しています。他の学校との違いは、「コース制を採用していないこと」と、「道徳教育の代わりに宗教の授業があること」だと思います。

 まず、「コース制」のメリット・デメリットについてですが、コース制は、小学校の段階で将来の進路が明確な方には向いているかもしれません。しかし、成長する中で興味や関心が変わる生徒も多いでしょう。そうした方にとって、本校の柔軟な対応が魅力です。

 次に、学校の雰囲気を知っていただくためには、学校見学会に来ていただき、直接校内をみていただくのが一番だと思いますが、最近転入生が何人か入学しましたので、その生徒たちにインタビューをしてみました。

 まず、中部地方の女子高校から転入した生徒に話を聞きました。その生徒が転校前に不安だったことは、「中学からできあがっている友人関係の中に入っていけるか?」ということでした。しかし、実際には入学初日から多くの生徒が話しかけてくれ、楽しく過ごせて良かったとのことです。また、前の学校も女子校だったので休憩時間などはにぎやかだったそうですが、それにも増して本校はにぎやかだそうです。

 さらに、先生と生徒の関係がとても良好で、先生に話しかけやすいと感じているようです。前の学校では職員室に入れなかったのに対し、本校では職員室にも入れるため、質問や相談がしやすいそうです。また、キリスト教の学校ならではの独特な雰囲気があると感じているようです。具体的には、「朝の祈りで心を落ち着けて1日を始められることや、日々の祈りを通じて自分を振り返ることができる」といった点です。この雰囲気を良いと感じているようです。

 次に、海外の日本人学校から転入した中学生にもインタビューをしました。ここからの話は、私自身も驚くことが多かったです。本校との比較ではなく、海外の教育事情の一例として読んで下さい。。

 彼女の在籍していた日本人学校は非常にきっちりしており、移動教室でも授業の準備をして3分前には席に着き、授業前の挨拶も日本よりもしっかりしていたとのことです。また、授業では週に一度プレゼンテーションがあり、SDGsなどの写真を見て自分の考えを発表していたそうです。

 環境面では、日本国内のトイレや水回りの清潔さに驚いたそうです。向こうでは水が流れないこともあり、トイレットペーパーも普通はないそうです。また、校内に自販機があることや、授業後に校内に残ってもよいことに驚きました。向こうではデモなどがあるため、授業後はすぐに帰宅することが多かったそうです。

 カルチャーショックはたくさんあったようですが、今では楽しく学校生活を送っているとのことです。これを聞いて安心しました。

以上で、「教務部」からの『スクールライフ』を終わります。本校を知る一助になれば幸いです。